2024/05/20
目次
「フォトグラファー」は、写真を撮る仕事をする人のこと。カメラマン、スチールカメラマン、写真家などとも呼ばれます。 ポートレート(人物)撮影や、風景、商品写真、ウェディングなどのイベント撮影、風景撮影、記念撮影、報道写真など、様々なジャンルの撮影を担当します。
人物を撮影する場合は被写体の魅力を引き出し、商品の撮影なら商品の価値が最も高まるように。光や構図を巧みに使いこなしながら、魅力的で、印象的な写真を創り出すのがフォトグラファーの役割です。撮影後は、画像の編集や加工も行います。 また、場合によってはクライアントとの打ち合わせや撮影用の小物の準備、セッティングなどもこなします。
フォトグラファーは、芸術性と技術力を兼ね備え、写真を通して世界を表現する創造的な職業といえるでしょう。
フォトグラファーの収入は、経験、スキルレベル、勤務形態(正社員、パート、フリーランスなど)、さらには勤務する会社の規模や、勤務する地域などによって異なります。 新人フォトグラファーなら300万円程度、経験を積んだベテランになると500〜800万円以上で、平均すると年収は466万円となるようです(※令和4年度賃金構造基本統計調査より)。
経験やスキルを積めば収入も増加することが期待されますし、有名な写真家になると、1,000万円以上の高収入を得られる可能性もあります。 ただし、フリーランスなどで活動する場合は機材の購入や維持にかかる費用も必要となってきます。
カメラを購入して独学でカメラのスキルを高めていくこともひとつの方法だといえます。 ただ、専門学校や大学でカメラの基礎や設定、照明の知識、撮影の技術、ジャーナリズム、マスコミュニケーションといった分野についてのノウハウを学び、幅広い視野を身につけてから就職することが、活躍できるフォトグラファーへの近道といえます。
専門学校などでは学校からの紹介でプロのカメラマンのアシスタントをしたり、企業のインターンシップに参加するといったこともでき、経験を積むのにも最適です。 また商業フォトグラファーで活動する場合、近年ではデジタルデータでのやりとりが基本となっていますのでカメラの技術に加え、写真の補正や加工など加工ソフトの知識が必要となります。
就職の際に役立つのは、紹介したような写真についての知識、経験、実際に手掛けたポートフォリオなど。専門学校ではこうしたスキルを重点的に学ぶので、カメラマンとして即戦力となることができたり、将来の幅が広がることも特徴です。 卒業後は、写真スタジオやカメラマン事務所に就職するのが一般的です。アシスタントとして先輩フォトグラファーの仕事を手伝いながら、経験を積んでいきます。独立してフリーランスとして活動することも可能です。
一般的に、フォトグラファーになるために特定の資格は必須ではありません。資格よりも実際のスキルや経験が重視されることが多いです。 一方で、画像の色補正や編集、加工のためにパソコンソフトのスキルなどデジタル関連の技術も大いに求められます。そういった技術を証明するために検定や資格を取得するのも就職の際に役立ちます。
写真撮影は、被写体や状況に合わせて柔軟に対応することが求められます。また、人間性や礼儀正しさ、コミュニケーション力の高さがある人にはオファーが多い傾向も。 優れた観察力と判断力を持ち、瞬間を逃さずに捉えられる人、人とコミュニケーションが取れる人がフォトグラファーに向いているといえるでしょう。
東京ビジュアルアーツ・アカデミー 写真学科
数多くの有名カメラマンを輩出してきた東京ビジュアルアーツ・アカデミーの写真学科。 プロ仕様の機材で学べるのはもちろん、現役のプロ講師から自分の希望する分野の専門知識や実習をしっかりと学べる他、写真専門学校としての長年の実績から多くの企業と強いパイプで繋がっているので就職実績にも自信があります。
まずは…ACTION