作曲家になるには
2023/12/19
作曲家の仕事とは
音楽で人々を魅了する
アーティストやアイドルが歌うJ-POPや歌謡曲への楽曲提供をはじめ、映画や映像・ゲームなどで使用されるBGMのほか、CMなど世の中には音楽が溢れかえっています。作曲家はこうした音楽を作る仕事をしています。
作曲家が楽曲を制作する場合は基本的に依頼を受けて作曲を行います。作品のコンセプトやイメージなどからそれにあった曲を制作する必要があるため、作曲家はあらゆる楽器やメロディ、リズムなどの知識を組み合わせてオリジナルの作品を創り出します。
最近はDTM(デスク・トップ・ミュージック)ソフトも数多く発売される他、動画投稿サイトなど手軽に作品を発表できる機会が多くあるため、色々な人が作曲にチャレンジできる一方、仕事として続けるためにはきちんとした知識やスキルを身につけることが重要となっています。

作曲家の年収はどのくらい?
会社に所属して会社員として働いている場合は他の職業の会社員とそれほど変わらず、平均420万円程度となっています。フリーランスの場合は給与といった形での収入がなく、作曲する際の契約金や印税が収入となります。そのため作曲数や実績によってまったく収入がない人もいれば、作曲した曲が有名になると印税だけで年収1,000万円を超えることも夢ではありません。もちろんそのためには才能や努力が重要となってきます。
作曲家になるには?
作曲家になるためには、まず専門学校や大学などで音楽理論や知識を学ぶことが大切です。メロディやコード進行の組み立て方、リズムの取り方などを学ぶ他、DAWでの楽曲制作など、作曲家に必要な知識や技術を身につけます。
就職する場合は、音響制作会社やレコード会社、音楽事務所などがあります。アニメやゲーム楽曲を作成したい人は、ゲーム制作会社やアニメ制作会社なども就職先となります。フリーランスとして働くこともできますが、音楽業界は実績がなければ厳しい世界です。公募やコンペなどに応募して実績を積んでいきます。
どちらの場合も自分の作品を売り込む必要がありますが、ポートフォリオなどの作成方法も専門学校ではカリキュラムに組み込まれていることが多いです。

作曲家になるために必要な資格はある?
作曲家として働く上で必要な資格はありません。
しかし作曲する際に使用するソフトなどの技能試験があり、より深く技術を身につけたい人は挑戦してもいいでしょう。
- ・ProTools技術認定試験
- ・サウンドレコーディング技術認定試験
- ・MIDI検定試験
作曲家に向いているのはどんな人?
人々を魅了する独創的な音楽を制作するためには、創造力が必要となります。クライアントから伝えられる作品のイメージやコンセプトを「音」として表現するため、自分の中でイメージを思い浮かべ具現化するためです。創造力が豊かであれば、人とは違った楽曲を制作することができるでしょう。
また、作曲には時間と労力が必要です。そのため辛抱強く努力を重ねられる人も向いています。
作曲家になるにはこの学科!
本コースでは、『ProTools』によるDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトの使用方法から楽曲制作における理論やテクニック・アレンジを学習し、作曲・編曲などの曲作りはもちろんMIDI制作などの技術も併せて習得します。DTM(デスク・トップ・ミュージック)ソフトウェアを使用して自身の作品を表現する楽曲制作の分野で作曲家を目指します。
作曲家に関連する仕事
- ・マニピュレーター
- ・編曲家(アレンジャー)
- ・トラックメイカー
- ・音楽プロデューサー
- ・スタジオミュージシャン