ビジュアルアーツの卒業生であり、写真集・写真展のみならず、小説の装丁写真や映画のキービジュアルなども数多く手がけているフォトグラファーの小野啓さんによる講演会を行いました。

当日は、ご自身のライフワークである高校生のポートレート作品やそれにまつわるお話、制作を始めた頃の話や長い制作期間の中で感じた変化、変わらないものなど、たくさんのお話を聞くことができました。

撮影の上での被写体との関係性の作り方や、学生にはその人生と同じくらいの期間シリーズを続けていたことなど、学ぶことや驚きが沢山あったようでした。

小野啓（Ono Kei）
profile：2002年より日本全国の高校生の肖像を撮り続けている。写真集『青い光』（2006）、『NEW TEXT』（2013）を経て、20年間の集大成となる『私のためのポートレイト』（2024）を刊行。『桐島、部活やめるってよ』（朝井リョウ）、『アンダスタンド・メイビー』（島本理生）など装丁写真も数多く手がけている。

1977年
京都府生まれ、滋賀県出身。現在、東京都在住。
2001年
立命館大学経済学部卒業
2003年
ビジュアルアーツ専門学校大阪・写真学科卒業