作品名 | 動物界の王様 |
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学科名 | 特殊メイク学科 |
作者 | 見目 汐里 |
プロフィール | 在籍専攻・コース:特殊メイク専攻 |
インタビュー | ズバリ!作品のテーマは?動物界の王様、オスのライオンをイメージして制作しました!凛々しくてカッコイイライオンです。 そのテーマにした理由を教えてください。モデルになってくれたクラスメイトは女の子でしたが、カッコイイ動物のメイクをしてみたくてたてがみが印象的なライオンを選びました。モデルが女の子だからといってメスのライオンにするのではなくオスのライオンにすることによってかっこよさの中にも可愛さがあるライオンをメイクしてみたかったからです。また、ライオン特有のあの迫力あるたてがみも制作してみたくてこのテーマにしました。 作品に込めた「想い」を教えてください(誰に、何を伝えたかった、などもあれば)。ライオンのイメージと言えば鋭い目や大きな口、とがった牙など誰もが「怖い」「凶暴」といったおぞましい印象を抱くはずです。そのようなイメージのあるライオンをあえて女の子にメイクすることによって「本当は優しい」ライオンをイメージしました。この作品では、見た目や固定概念で物事を決めつけるのは良くないという想いを込めました。 一番チカラを注いだポイントを教えてください。義歯制作に力を入れました。既に授業では制作方法など習っていたので簡単に作れるかと思っていましたが、人間の歯とライオンの歯では全く違っていて思うように手が進まないこともありました。歯茎の色はピンクですが歯の色は白なので二色が混ざらないように何回も何回もやり直し、自分が納得するまで制作し続けました。義歯制作はこの作品を作る上でポイントとなる部分だったので妥協にならないよう、一番力を入れました。 完成までに苦労したこと、それをどのように乗り越えたか教えてください。苦労したことはやはり義歯制作です。メイクの仕上がりとしては、モデルにはライオンのメイクをしているのでこれだけでも充分ライオンと分かります。なので、義歯がうまくいかなかったときは「メイクだけでもライオンと伝わるのだから義歯はもう無くてもいいのではないか」と思ったときもありました。しかし、ここで諦めたら絶対に満足する作品にならないと思い完成した時のイメージを常に頭の中に入れ制作に挑みました。やはり頑張った分だけ達成感はすごくありました。 今後の作品作りでチカラを入れていきたいことは?ます今回のメイクの反省点として挙げられるのが、細かい作業の粗が目立ってしまったことです。特殊メイクには、メイクの仕上がりがこの作業でほぼ決まるといっても過言ではない「エッジ処理」という工程があります。顔に張り付けたものとモデルの肌との段差をなくす作業です。この作業が上手にいけばモデルの肌にメイクがなじみよりリアルに見えます。今回のメイクでは写真で見ても処理が上手に出来ていないことが目立ってしまっているのでこの反省を活かして今後はエッジ処理に力を入れていきたいです。二年生の最後には自分の集大成でもある最終制作の審査会があります。そこでは、自分のメイク仕上がりを見てエッジ処理でがっかりしないようにたくさん練習して納得のいくメイク作品にしたいです。 卒業後の目標を教えてください卒業後は、語学勉強にも力を入れていきたいと思っています。今私は母国語である日本語しか話せませんが、世界共通語である英語を話すことができたらもっともっとたくさんの友達が出来ると思います。たくさんの友達ができるということはその分様々な価値観や思考と触れ合える機会が増えることだと思っています。国境を越えて友情を築けることは素晴らしいことだと思うし、今よりもっと刺激的で楽しい日々を送れると思っています。そして、制作に対する自分自身の感性もより育てていきたいです。自分自身を成長させるには、まずは周りのことを今よりもっと勉強していったり知識を習得していく必要があるとおもうのでその為にも英語は必要不可欠だと思っています。 進路選びをする高校生に向けてアドバイスを!未来のことなんて誰にも分らないし、どの道に進んだら正解かなんて決まってないのだから、自分がワクワクする道を選ぼう! |