作品名 | 燃ゆる〜尺八、箏・十七絃二重奏曲のための〜 |
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学科名 | 音楽総合学科 |
作者 | 深紅月 |
プロフィール | ・小学校低学年、ピアノを習う。 |
インタビュー | この「尺八箏二重奏曲」では、尺八と箏(十三絃・十七絃)という伝統的な和楽器の魅力を活かしつつ、現代邦楽としての新たな表現を追求した。特に、十三絃箏と十七絃箏を同じ奏者が演奏する形態は一般的にはあまり見られないが、それぞれの音色の特性を活かすことで、楽曲の構成に奥行きを持たせている。 十七絃の深く重厚な響きと十三絃の煌びやかな音色が交錯し、四つの楽章にわたって異なる印象を生み出していく。各楽章が持つ独自の雰囲気や流れを際立たせるために、それぞれの楽器の特徴を最大限に活かしたアプローチを試みた。 特に注目していただきたいのは、尺八のカデンツァ部分。自身が教えを受けている恩師、小湊昭尚氏にレコーディングを担当していただいた。二つの箏が生み出す音のコントラストと、それが尺八とどのように絡み合いながら楽曲を展開させていくのか。伝統と革新が交差する響きを、ぜひじっくりと味わっていただければと思う。 |
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