ACTIVITIES OF CURRENT STUDENTS & GRADUATES在校生・卒業生の活躍

★現在のお仕事についてお聞きします

この業種、仕事を選んだキッカケは何ですか？

ハリウッド映画に出てくる特殊メイク技術に魅了されたのがきっかけで、特殊メイクの世界に踏み入れました。

どのような業務をされていますか？

映画やドラマなど映像媒体での特殊メイクと、特殊造形の制作もおこなっています。博物館などにある展示物の制作も仕事の１つです。

仕事の魅力、やりかいを教えてください。

自分が制作した作品を見て、人が感動してくれた瞬間にやりがいを感じます。この人の人生に少しでも影響を与えられたんだなぁ、と思いますね。

今後の目標を教えてください。

今までに手に入れた制作におけるスキルや現場での経験を組み合わせて、新しいジャンルを開拓していきたいです。

★学生時代についてお聞きします

どんな勉強をしていましたか？

特殊メイクに関する知識はもちろんですが、解剖学も学んでいました。特殊メイクは特に作るものを理解できなければ何も作れません。まずは基礎となる骨格、筋肉の役割、脂肪のつき方などを頭に叩き込んでから作業すると、驚くほど捗ります。

お気に入りの授業は何でしたか？理由もお願いします。

彫塑の授業が好きでした。１つの課題で得られることがとても多く、分析と改良を重ねれば重ねるほど自分の成長が目に見えてわかるからです。

学んだことのなかで、現在も役に立っていることは？

彫塑や、デッサンでの模写する能力は、資料に写されている情報を正確に読み取るスキルとして、今でも役にたっています。

学生生活でオススメの過ごし方は？

授業は皆平等に受けられます。なので、周りと差をつけたい方は、空いている時間をいかに上手く使うかで勝負が決まると思います。放課後や休日に開放教室を使って制作をしてもいいでしょうし、プライベートで色々な知識を身に付けてもいいでしょう。時間を上手く使うことができれば、後の人生で大きな役に立ちます。

一番思い出に残っていることは？

これまで学んだことを活かし、2年間の集大成として行う最終制作です。クライアントやお金が絡まず、自分のやりたいことを全て注ぎ込める上に、評価までしてもらえる最後のチャンスだからです。仕事が始まればそうはいきませんからね。

★就職活動についてお聞きします

就職活動で大切にされていたことは何ですか？

アルバイトで工房へ研修として行った際に、どんなに小さい仕事でも全力でやっていました。全力でやっているかどうかは周りが見ればすぐにわかるので、そこからどんどん大きな仕事を任されたり、頻繁に呼んでもらえたりするようになります。主体的に行動することが1番です。

就職活動で悩んだ時、どのように乗り越えましたか？

2年間の学生生活を全力で頑張っていればそれが自信となり、自らを奮い立たせることができます。逆に怠けていたり、何も考えずに過ごしていれば、自信となる後ろ盾が無いため、心が折れてしまいます。うまくやっていけるか不安になった時に、背中を押してくれるのはいつでも過去に頑張っていた自分です。そのためにしっかり日々努力をしていました。

この学校を選んだ理由、決め手になったことは？

作業環境の充実さです。特殊メイク、特殊造形、ヘアメイクと用途に合わせて教室が分かれており、教材もしっかり用意してあります。この環境ならやりたいことができると思い、入学を決めました。

★夢に向かって頑張る「高校生」に向けてアドバイスをお願いします

分野選びのポイント・視点は何ですか？

特殊メイクの世界は狭いようで、実はとても広い分野です。造形や、着ぐるみ制作、アニマトロニクスなど、一見特殊メイクとは関係が無いように感じるジャンルでも仕事になったりします。日頃から常に幅広い興味の視点を持つことが大事です。

専門学校へ入学前にやっておいたほうがいいことは？

ものづくりの基礎知識は事前に勉強しておくと良いでしょう。今の時代、ネットやyoutube、書籍などが充実しているため、情報はいくらでも手に入ります。その人のやる気次第で、入学後に一気に差がつきます。

高校生に熱いメッセージをお願いします！

「これがやりたい」という直感に従ってください。行動しなければ何も見えてきません。そして若ければ若いほどいくらでもやり直しはできます。行動して失敗して学ぶを繰り返せば繰り返すほど、それは情熱に変わっていきます。好奇心の赴くままに行動し、沢山失敗して経験を積んでください。