ライブ照明スタッフになるには
2024/11/19
目次
ライブ照明の仕事とは?
光と影を操り感動を演出する、照明のスペシャリスト
ライブ照明の仕事は、ステージや会場を照らし、アーティストや演出を引き立てるための照明演出を担当することです。
まずはアーティストや演出家と打ち合わせを行い、演出のイメージや曲のリズムに合わせた照明プランを作成するところからスタート。その後、会場に設置される照明機材の選定や配置を決定します。
ライブ当日は、機材の設置から照明オペレーターとして実際に照明を操作し、ライブの状況に合わせてリアルタイムに照明の演出を変えていきます。 観客にライブの感動を味わってもらううえで、ライブ照明は重要な役割を担っています。

ライブ照明になるには?
ライブ照明には、照明機材の扱い方や演出のセンスが求められるため、大学や専門学校などで学んでから就職するのが一般的です。
大学の場合、舞台演出や映像系の学部で照明に関する知識やスキルを学ぶことができますが、ライブ照明に限った大学はあまりありません。
一方専門学校では、ライブハウスやコンサートホールなどで活躍できる照明スタッフを目指せる学科があります。そういった学科で照明やライブ運営に関する基礎知識から照明機材の使い方、光の特性、カラーコーディネート、照明演出を学びます。
学校に設置されているホールや産学連携などで協力しているライブハウス、野外イベントなど実際の現場で役立つスキルを身につけることも可能。即戦力としての力がつきます。
専門学校で学んだあとは、ライブ照明の会社に就職するか、イベント会社で照明オペレーターとして働き始めるのが一般的です。

ライブ照明になるために資格は必要?
資格を取ること以上に、アーティストの音楽をより感動的に伝えるスキルや経験が重視される仕事ですが、照明デザインソフトウェア(例:Vectorworks、Lightwrightなど)が使いこなせたり、照明機材の扱いに関する知識を示す「電気工事士」の国家資格があると、より重宝される存在になれるでしょう。
ライブ照明の年収はどのくらい?
ライブ照明の年収は、経験や働く場所、プロジェクトの規模、勤務形態(正社員、契約社員、業務委託、フリーランスなど)によって異なります。
正社員の場合、平均年齢は33歳、平均年収が490万円程度(厚生労働省提供 職業情報提供サイト「job tag」調べ)。
経験を積み、照明リーダーやチーフになると500万円以上になることもあります。
また、大規模なコンサートやフェスティバルなどのプロジェクトに携わることで、さらに高い収入を得るチャンスが増えます。働き方によっては、1,000万円以上稼ぐことも可能です。
ライブ照明の将来性は?
エンターテインメント業界全体が成長しているなかで、音楽ライブ、コンサート、演劇、イベントなどの需要が引き続き高まっています。
照明技術も年々進化しているため、LEDライトやレーザー照明、プロジェクションマッピングなど、最新技術を活用した演出が普及しています。これにより、照明スタッフにとって新しいスキルや知識を学ぶ機会も増えています。
今後、AIや自動制御技術を取り入れた照明システムも登場する可能性があります。しかし、観客の心を引きつける演出力は、AIなどが普及しても代替しにくい要素であるため、照明スタッフの需要は衰えないと考えられるでしょう。
ライブ照明に向いているのはどんな人?
照明は、ライブやイベントの雰囲気を作り出す重要な要素であり、音楽や舞台の内容に合った照明演出を考える力が必要です。そのため、人に感動を与えることが好きな人に向いています。
また最新の照明機材やソフトウェアを使いこなす必要があり、技術的なスキルが求められます。機械に対する興味や技術を学ぶ意欲がある人は活躍できるでしょう。
ライブ照明になるにはこの学科!
目指すのは、光のステージアーティスト。
ただ単に照明機材を扱えるオペレーターを目指すのではなく、豊かな感性と創造力を持った人材を育成しているTVAの照明コース。
学内に3つあるライブホールで機材の使い方を学びながら、他コースや学科とのコラボレーション授業による実習で、実践力を養います。
ライブ照明に関連する仕事
- ・PA・音響
- ・ライブスタッフ