3DCGデザイナーになるには?
2025/05/14
目次
3DCGデザイナーの仕事とは?
コンピューターを使って作品を制作する「デジタルアーティスト」
3DCGデザイナーとは、映画やアニメーション、ゲーム、CMなどで使用されるモーショングラフィックスやVFXといった3DでのCGコンテンツ制作を担当する仕事です。
3Dモデリング(立体的な形を作る)、テクスチャ制作(質感や色を付ける)、リギング(動かすための骨組みを作る)、アニメーション(動きをつける)、レンダリング(最終的な映像を出力する)など、業務内容は多岐にわたります。
例えば、映画の特殊効果シーンでは実写では撮影できない映像を作り出したり、ゲームではキャラクターや背景、アイテムなどをCGで制作したり、今の時代のクリエイティブに欠かせない仕事といえます。

3DCGデザイナーの年収はどのくらい?
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」※によると、全国平均で約509.3万円ほど、20〜24歳の場合は約329万円ほどとなっています。
東京都の場合は569.8万円と全国平均よりも高い傾向です。
また業種や所属会社の規模によって異なりますが、ゲーム業界や大手映像制作会社では比較的高待遇な場合が多いです。さらに有名デザイナーとしてフリーランスで活躍している人は、より高い収入を得ることができるでしょう。
※「job tag」ではCG制作として掲載されていますが、主に3DCGデザイナーとして解説されています。
3DCGデザイナーになるには?
技術職である3DCGデザイナーは就職前に技術を身につける必要があります。
そのためにおすすめなのは専門学校。2年間でデッサン力や色彩感覚といったデザインの基礎から3Dモデリングソフトの操作方法、アニメーションや撮影、合成技術などプロとして必要なスキルを総合的に習得できます。
専門学校の強みの一つがカリキュラムの多くを占める実習カリキュラム。実際の制作現場や企業案件を想定した課題に取り組み、映画のVFX(視覚効果)、ゲームキャラクター、建築パースなど、様々なジャンルのCG制作を経験します。
大学では、情報工学部や芸術学部などで、CGを学ぶことができます。しかし専門学校が就職に役立つ専門的な知識やスキルを身につけるのに対し、大学では学術的な知識の探求や研究が目的となっています。例えば新しいCGの技術を開発したり研究するのであれば大学の方が向いているでしょう。
技術を身につけた後は、映像制作会社やCG制作会社、映画プロダクションなどが主な就職先となります。他にも建築業界や医療業界などでも活躍の場があります。

3DCGデザイナーになるために資格は必要?
仕事をする際に必須の資格はありませんが、以下のような資格を取得していると技術力の証明になります。
- ・CGクリエイター検定
- ・Adobe Certified Professional(Photoshop・Premiere Pro)
- ・色彩検定
3DCGデザイナーの将来性は?
CGの需要は、エンターテインメント産業の発展とともに拡大を続けています。映画やゲームでの超高品質なCG制作はもちろん、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)コンテンツの制作、メタバース空間のデザインなど、新しい分野も広がっています。また、建築やプロダクトデザイン、医療、教育分野でも3DCGの活用が進んでおり、エンターテイメントの3DCGデザイナーに加え、こういった分野でも活躍の場は更に広がると予想されています。
3DCGデザイナーに向いているのはどんな人?
美術の授業が好きな人や、パソコンでの創作活動に興味がある人、細かい作業を根気強く続けられる人などに、3DCGデザイナーの素質があります。
また一見CGデザインに結びつかないかもしれませんが、数学や物理が得意な人も、3D空間での物体の動きや光の表現を理解する上で役に立ちます。
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