ライブスタッフになるには?
2025/05/14
目次
ライブスタッフの仕事とは?
コンサートやイベントの運営を支える!裏方でありキーパーソン
ライブスタッフは機材の設営から撤収、音響・照明の操作、観客の整理や案内など、主にコンサートやライブイベントが円滑に進行するよう働くスタッフ全般を指します。
小規模なライブハウスの場合、数名のスタッフで役割を分担して作業することもありますが、大規模なライブや全国ツアーを企画するようなイベント会社の場合、数ヶ月前から会場の下見を行い、詳細な図面を作成し、アーティストの動線を1分単位で計画するなど、緻密な作業を行うプロデューサーやディレクターといった立場のスタッフ、最近増えつつあるオンライン配信に欠かせないカメラマン、配信技術者といった仕事もあります。他にもアーティストのケア、リハーサルや本番での各種対応、観客の安全確保やファンへの配慮など、実に様々な業務があります。
大変な面もありますが、アーティストのパフォーマンスを縁の下からサポートできる、観客に喜びを届けられるといったやりがいも大きな仕事です。

ライブスタッフの年収はどのくらい?
担当する役割や会場の規模によって異なりますが、その中でも「舞台照明スタッフ」を例に上げてみます。 舞台照明スタッフの場合、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、全国平均で573.8万円、新卒に相当する20〜24歳は322万円程度となっています。
ライブスタッフになるには?
大きなコンサートやライブでの誘導スタッフなどはよくアルバイト募集をされていたり、小規模なライブハウスでの接客やセッティングスタッフなどは未経験でも募集されていることもあります。
しかし、音響や照明、イベント運営会社でのイベンターなど技術職や専門知識が必要なスタッフの場合、専門学校などに進学した方が就職しやすい傾向があります。
例えば音響や照明、舞台制作などが学べる専門学校では、現場で使用する機材の操作方法や、安全管理、イベント運営の基礎など、即戦力として必要なスキルを身につけられます。実習時間が多いことが専門学校のメリットであり、アーティストやダンサーを目指せる学科も併設している総合校などは、学科コラボ授業などで実際にライブ運営を行なったり、産学連携によって大きな野外ライブなどでライブスタッフとして参加するなど、在学中からしっかりと経験を積むことができます。
また就職支援も手厚く、業界や企業とのつながりを活かした求人情報も多いので、ライブスタッフになるためのまさに「近道」だといえます。

ライブスタッフになるために資格は必要?
ライブスタッフになるために、資格は必須ではありません。しかし、就職活動やキャリアアップのため、以下の資格が役立ちます。仕事をしながら取得することが可能な資格もありますが、学生時代に取得しておくといいでしょう。
- ・舞台機構調整技能士
- ・足場の組立て等作業主任者
ライブスタッフの将来性は?
コロナ禍も落ち着き、アフターコロナとなった現在、リアルイベントの開催数や参加率も以前のように回復しています。それに加えて、オンラインライブやハイブリッド形式のイベントが定着し、新たな需要が生まれています。これにより、映像配信技術やデジタル演出のスキルを持つスタッフの需要が高まっています。
また、XRやプロジェクションマッピングなどの先端技術を活用した演出や、配信システムの構築・運用など、従来の音響や照明の知識だけでは対応が難しいこともあり、これらの分野でスキルを磨くことで、キャリアの可能性は広がっています。
ライブスタッフに向いているのはどんな人?
音楽ライブやコンサートが好きな人はもちろん、チームワークが重要な仕事なので他の人や周囲の状況を考えられる人、チームワークを大切にできる人も、ライブスタッフの適性があるといえます。
文化祭など学校イベントの運営スタッフや学級委員など、裏方として働くことが楽しい人にもおすすめです。
ライブスタッフになるにはこの学科!
業界の第一線で活躍する講師が少人数体制で直接指導
「FUJI ROCK FESTIVAL」などの音楽フェスにスタッフとして参加。音楽の専門学校だからできる業界コラボでライブ現場を体験し、学内で学んだ知識を活かしてプロの現場でスタッフワークを身につけます。
人々を熱狂に巻き込むエンタメの仕掛け人へ
エンタメビジネスを始め、イベント制作やプロデュースなどイベンターに必要な知識を身につけるのはもちろん、ビジネス系の資格も取得し業界ですぐに活躍できる人材を目指します。